輸入手続きについて、下記の通り、日本側・中国側それぞれ大きく5つのプロセスがあります。
日本側の手続き
①売買契約書作成
②信用状の入手
③船会社及び保険会社へ予約
④輸出税関申告
⑤船積み
中国側の手続き
①本船入港
②商検局検査
③税関申告
④関税・増値税・消費税納付
⑤配送
まず、日本側の手続きについて、①売買契約書作成~③船会社及び保険会社へ予約においては、過去トピックスにて紹介しておりますので、下記をご覧ください。
輸出手続(中国→海外)について https://gaomu.main.jp/193/214
なお、輸出の許可・承認が必要な物については、予め各省庁による許可を得る必要があります。
④輸出税関申告について、物品貨物を保税蔵置場に搬入後、所定の税関に対し、輸出税関申告を行います。通常、オンラインで処理します。日本では、NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System:輸出入・港湾関連情報処理システム)というシステムにて、税関その他関係手続をオンラインで処理するのが一般的です。中国でいうところの「电子口岸」に該当するオンラインシステムです。また、中国では、輸出に対して関税が課税される物品がありましたが、日本ではそのような物品はありません。また、申告に必要なHSコードについては、財務省貿易統計で調べることが可能です。財務省貿易統計http://www.customs.go.jp/yusyutu/。
⑤船積みについて、申告後許可が下りれば、船積みを行います。④と⑤は、フォワーダーに依頼して、処理を進めるのが一般的です。
次に、中国側の手続きについて、①本船入港後、②商検局検査、③税関申告の手続きを行います。具体的手続き内容は、過去トピックスにてご紹介している通りです。輸出手続(中国→海外)について https://gaomu.main.jp/193/214。
④関税・増値税・消費税納付について、税関より専用納付書(中国語:海关进口增值税专用缴款书)が発行されてから15日以内に納税する必要があります。1、関税 2、増値税 3、消費税の計算方法は、下記のとおりです。
1、 関税
税額を決める方法として、ⅰ従価税、ⅱ従量税、ⅲ複合税(iとⅱの併合)があります。商品ごとに方法が定められております。
ⅰ従価税
関税額=関税価格×関税率
なお、関税価格は、実際の取引価格を基礎として税関で確定されます。また、輸入品にかかる輸送費、保険費等が含まれます。関税率は、商品ごとに異なりますが、税率は、下記サイトにて確認することが可能です。
通关网:http://www.hscode.net/IntegrateQueries/QueryYS/
ⅱ従量税
関税額=単位ごとの税額×輸入数量
なお、ものによっては数量ではなく、重量・面積・長さ・容積で決まります。
ⅲ複合税
iとⅱの併合された関税額計算方法です。両方とも計算し、合計して合わせた金額が関税額になります。
2、増値税:
増値税額=課税価格×適用税率
課税価格は、関税価格+関税+消費税の合計額です。また、適用税率は、通常17%ですが、食糧等は13%、障害者専用物品等は免税となります。具体的には、「通关网」にて確認することができます。
消費税
税関と同じように、ⅰ従価税、ⅱ従量税、ⅲ複合税(iとⅱの併合)の3つの計算方法があります。
ⅰ従価税
消費税課税金額:(課税価格+関税額)/(1-消費税税率)
消費税:消費税課税金額×消費税税率
なお、消費税税率は、商品によって幅が大きく、1-56%です。
ⅱ従量税、ⅲ複合税
関税の計算方法と同様です。
ⅲ複合税について、タバコや白酒などが対象となっています。
⑤配送について、納税を行った後、最終許可が下り、配送できることになります。
参考通達等
財務省貿易統計
http://www.customs.go.jp/yusyutu/。
通关网
http://www.hscode.net/IntegrateQueries/QueryYS/