中国の輸出還付処理について、必要な手続きのステップは下記のとおりです。
1、仕入に関わる発票の認証
2、輸出通関税金還付表の取得
3、各種政府部門へ報告
4、輸出発票発行
5、 免税売上及び還付税務申告
6、 税務局へ必要資料を提出
7、 税金還付書を銀行に送付
1、仕入に関わる発票の認証について、発票発行日から30日以内に認証作業を行う必要があります。中国では、仮払増値税の発票一枚一枚を税金還付専用サイトにて認証作業を行い、認証完了後、仮払増値税として処理が可能になります。
2、輸出貨物通関証明の取得について、輸出通関税金還付書(以降、退税単と記載)は、輸出通関書類の一部です。中国語では、「出口报关单退税联」といいます。通関処理が終わった時点で退税単が中国税関より発行されます。多くの会社では、物流会社や貿易会社が代理で退税単含む通関証明を取得します。なお、輸出税金還付手続きは、原則として、輸出貨物通関証明が発行された日から90日以内で処理を行う必要があります。延期申請や特例で申請可能期限が延びることがありますが、原則は90日以内で処理をします。
3、各種政府部門へ報告について、電子口岸システム(电子口岸系统)、国家外国為替オンラインサービスプラットフォーム(国家外汇管理局网上服务平台(ASOne))を通して報告する必要があります。まず、電子口岸システムは、通関処理のシステムです。現在は、通関処理は、基本的にすべて電子口岸システムで行うことができ、申請から税関証明書の発行・印刷まで、このシステムを通して行うことになります。次に、国家外国為替オンラインサービスプラットフォームは、国際貿易に関する収支を報告するシステムです。国際貿易に関する契約書・貨物・取引金額・決済状況等を報告する必要があります。
4、輸出発票発行については、増値税率を0に設定して、発票発行を行います。以前は、輸出専用の発票がありましたが、現在では、自社で発行できるようになっています。
5、 免税売上及び還付税務申告については、毎月税務申告システム(免税売上申告)と輸出税金還付申告システム(還付税務申告)を通して行います。輸出税金還付申告システムについては、必要資料を準備し、システム上で申告します。
6、税務局へ必要資料を提出について、システム上で申告が完了した後、各種印刷・証明書原本を税務局へ提出します。現在では、ペーパレス化が進んでおり、すべてシステムで申告が完了するケースも増えています(中国税务报:上海自贸区全面实现出口退税无纸化 )。
7、税金還付書を銀行に送付について、税務局から税金還付書(中国語:税收收入退还书)が発行されますので、その書類を銀行に送付します。その後、銀行口座に税金還付金が送金されます。このステップもペーパレス化が進んでおり、企業・場所によっては、システムで処理が完了するケースも増えてきています。
上記は上海浦东地区の事例を元に作成しております。登記地によって処理の違いがございます。
参考規定等
国家税务总局关于经保税区出口货物申报出口退(免)税有关问题的批复国税函[2005]255号
http://www.chinatax.gov.cn/n810341/n810765/n812188...
国家税务总局关于保税区与港区联动发展有关税收问题的通知国税发[2004]117号
http://www.chinatax.gov.cn/2013/n1586/n1593/n1646/...
国家外汇管理局网上服务平台(ASOne)
http://asone.safesvc.gov.cn/asone/
中国税务报:上海自贸区全面实现出口退税无纸化
http://www.tax.sh.gov.cn/pub/ssxc/zlzy/zhl/gsdszgt...
出口退税“无纸化”企业端操作手册及注意事项(徐汇区)
http://www.tax.sh.gov.cn/xhtax/ssxc/nsrxx/zsyd/201...