中国国内における受託加工取引の会計処理について、日本とほぼ同様ではありますが、
材料無償支給と材料有償支給に大きく分けることができます。
まず、材料無償支給の場合は、下記のような会計処理を行います。
1) 材料受取時
会計仕訳なし。ただし、補助帳簿にて、受け入れた材料の品名・数量等を管理(通常、“受托加工来料”という备查科目と呼ばれる勘定を使って管理)
2) 加工時
借方)製造費用(制造费用) ×× 貸方)原材料(原材料) ××
· 貸方)未払労務費(应付职工薪酬) ××
· 貸方)減価償却累計額(累计折旧) ××
借方)製造原価(生产成本) ×× 貸方)製造費用(制造费用) ××
3) 加工完成時
借方)棚卸商品(库存商品) ×× 貸方)製造原価(生产成本) ××
4) 売上計上時
借方)売掛金(应收账款) ×× 貸方)売上収入(主营业务收入) ××
借方)売上原価(主营业务成本) ×× 貸方)棚卸商品(库存商品) ××
※補助帳簿にて、該当する材料の品名・数量等を追記する。
次に、材料有償支給の場合は、材料受け入れ時に、仕入と同様の会計処理を行うのが一般的です。
その後、材料(原材料)→商品(库存商品)→売上原価(主营业务成本)へ振替処理を行います。
ただし、利益の早期計上と認識されるケースもあるため、実務上は、税務局及び会計監査会社へ事前確認することをお勧めします。
なお、委託加工の処理については、こちらをご覧ください。
【関連規定】
企业会计制度20条